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牧野電設②-会社と社員は対等であるべき。徹底された人財教育とその考え方

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牧野電設①-父親の急逝を乗り越え社長としての覚悟が決まった2つの出来事


プロフィール

<社長プロフィール>
・牧野 長(まきの たける)
・1980年生まれ
・2002年入社
・2011年より現職
・2代目

<会社プロフィール>

・牧野電設株式会社
・業種:電気設備工事
・従業員:30名以上
・理念:『創意工夫』、『日々挑戦』
・創立:1978年

牧野電設株式会社(http://www.makino-d.co.jp/index.html


文系が活躍し、女性が根付く職場づくり

「文系が活躍できる」、「女性が根付く」という職場づくりに注力しています。

きっかけは、震災直後の2011年の春に新卒採用を始めたことです。

当時は、「優秀な子が来てくれないかもしれない」、「説明会に誰も来てくれないかもしれない」と思い、文系でも理系でも、男性でも女性でもいいっていう間口の広げ方をしたんです。

そしたら、集まった子の8割くらいが文系で、中でも1、2割くらいが女性だったんです。

理由を聞くと、震災で「電気が!」って騒いでいる中で、建物の中でとか電気とかそういうもので世の中に貢献したいという気持ちが出てきたと言うんです。

ところが、大学に入るころにはそんなこと一切考えていなかったので、いざやりたいことが見つかったときに、専門の学部にいないと採用してくれる会社はなくて、たまたま牧野電設を見つけたんですっていう子がたくさんいたんです。

そういう状況からのスタートでしたが、現在では、文系の子が4月に入ってきても、6月に電気工事士の国家資格をとれる環境を整えることが出来ました。


辞めさせる側の教育

当社はよく「今までの建設業界になかった会社」と言われます。
その根本は、「人をすごく大切にしている環境」だと思います。

人を大切にするというのは、いてもらうためのものではなく、どちらかと言うと辞めさせる側の教育を指しています。

現在シングルマザーが7人いる中で、4人は事務職です。
入ってきたら最初の一か月で電気工事士の資格をとらせるんです。

当社は、最長3年間は契約社員として契約の更新をします。
その3年間でやってほしいことリストのチェックが埋まったら正社員になれるんです。
チェックがつかなければ、残念ながら更新しません。

そうなったときに、今よりも年齢を重ねた状態で次の職場を探しにいかなければいけなくて、今より大変な就職活動が待っているわけです。

でも、電気工事士という資格を持っておけば再就職先はあります。

もう一つ言い換えると、3年後に正社員になったとしても、牧野電設が嫌になって辞めるかもしれない。

うちの会社嫌だなと思ったときに、ほかに就職先がないからここにしがみつこうというのは、会社と社員が対等じゃないと思うんです。

それはきれいごとではなくて、生産性を上げるためにはそっぽ向いている人間が一人でもいたら困りますから。


私たちは電気工事の会社ではありません。人を育てている会社です

社員も同様に、独立や転職したいという場合に、そこに成功できるようにサポートします。おそらく転職先の人事は、会社での実績を見たがるはずなので、まずは実績がつくような仕事を最優先でしてもらいます。

私たちは業界において上位○○%とかを目指すのではなく、教育力とか採用力とか、そういうものに関してオンリーワンを目指そうと思っています。

だから、「牧野電設って何をやっている会社なんですか」って聞かれたら、将来的には「電気工事」とは答えずに、「人を育てている会社です」と言えるようにしたいです。